「狼と香辛料」支倉凍砂

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

経済を主要な題材として採用しつつ、狼の神である「ホロ」(もちろん見た目は美少女なのだ)と旅の商人「ロレンス」のつかず離れずのコミュニケーションを描く。経済を題材にといってもそれほどハードではなく、一昔前までファンタジー世界で物語るとしたら絶対に政治だったであろうところを経済の話が占めるというのはなかなかに今っぽくて面白い。