「ディエンビエンフー」西島大介

ディエンビエンフー 1 (IKKI COMICS)

ディエンビエンフー 1 (IKKI COMICS)

1巻と2巻、同時発売。わかりにくい部分(ベトナム戦争)とわかりやすい部分(きみぼく)が(←人によっては逆になる)すっきりと融合しているように感じられて見事だ。二つを結び付けているのがいま一部で話題の「サバイバル」ってやつなんだろう。か?1巻の帯が「彼女の顔しか出てこない」2巻が「生き抜いてやる」。意識的なのがいいのかどうかはちょっとわからないけど、ちゃんと漫画の面白さに結び付けているところがいい。動的な絵の魅力もますます増してきているようにみえた。

ちなみに、今の段階で僕の中の漫画家四天王は、
高野文子
西島大介
黒田硫黄
笠辺哲
面白いとかつまらないとかそういうレベルを超えて漫画を描いていると感じる漫画家です。