カフカ「カフカ短篇集」

カフカ短篇集 (岩波文庫)

カフカ短篇集 (岩波文庫)

1ページ位の超掌編から30ページくらいの作品が収録されていました。「城」はあまりの長さに一体今何を読んでいるのかわからなくなる事もしばしばでしたが、このくらいの作品ならなんとか混乱なく読めました(全部とは言いません)。全体を把握できるだけに「城」を読んだだけではよく分からなかったカフカの面白さやうまさがよく分かった。「掟の門」「雑種」「流刑地にて」「父の気がかり」が好きだった。