夕ぐれだけど赤くない

春日町のはるひ美術館に展覧会を見に行ったら、美術館の前が広場になっていて、そこで見た光景がとても普通で素敵だった。ベンチでケータイゲームをする女の子ふたり。縄跳びをする女の子たち。男の子ふたりとその親と思われる三人組は、バットとボールで遊んでいた。バットを構えたお母さんが打てるように投げてねと子どもに言うけど子どもは期待通りあさっての方向にボールを投げて、そんな暴投もちゃんと打ち返してあげようとするお母さんは少し無理してよろめいてた。