毛利嘉孝「ストリートの思想」と宇野常寛の「ゼロ年代の想像力」を読んだ。

ゼロ年代〜」についてはずっと読もうと思っていて、ようやく読むことができた。内容的には結構違うけどほぼ同じ時代(90年代〜ゼロ年代)を論じています。どちらも(少し前の)東浩紀批判の本で、きちんと乗り越えていこうとする態度がとても好きだと思った。どちらも平易な文章だし内容的にもすごく面白かった。特に「ゼロ年代〜」は読みながら自分にひきつけて考えることが出来てよかった。かなり見通しが良くなった気がした。しかしどういう時間の使い方をしたらこれだけの量の作品を読んだり観たりできるのかの秘密についてのほうが興味があるし知りたいと思った。

ストリートの思想 転換期としての1990年代 (NHKブックス)

ストリートの思想 転換期としての1990年代 (NHKブックス)

ゼロ年代の想像力

ゼロ年代の想像力