未明の闘争

今月の群像がいつも行く本屋に置いてなかったから、気付かなかったんだけれど、あるブログを読んでいたら保坂和志の何年かぶりの小説が載っているという情報が書いてあったので、いつも行く本屋で改めて見たら一冊あった。背表紙や表紙にインパクトのある大きさの字体で「保坂和志」「未明の闘争」と表示してあって感動した。買って帰りの電車の中で読んでみたらものすごく面白かったけど、読み出して数回紙を繰ったら「以下次号」となっていてびっくりした。ページは少ないけど密度が高くて面白かった。でもお金がないから次回からは図書館でコピーしたいです。
僕は保坂和志を読み出したのはカンバセイション・ピースが文庫で出てた頃なので、初めて連載で小説が読めるので、新しい経験だと思いました。内容はカンバセーション〜以降の小説論や講演の内容を色濃く反映していて続きの掲載を楽しみに2回、3回と読み直したいです。「私」の使い方や時制(文法?)の使い方が今の保坂の問題意識を明快にあらわしていると思った。保坂和志小島信夫やリンチやカフカに付いて考えたことがこの小説に現れていると思った。ヒントは小説論にすでに書かれていたりすると思った。でも読み返さないようにしたいと思った。たぶんまだ書かれていないこの小説のこれからが単純に楽しみです。

群像 2009年 11月号 [雑誌]

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漫画書かなきゃ・・・

今週は
これとこれとこれを買う・・・

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