春の東京遊覧

春なので、というわけではないのですが東京に行きました。メインは上野で始まった某展覧会のシンポジウムとレセプションに出席することで、他にもいろいろと興味がある展覧会もやっていたので友達に無理いってとめてもらい、一泊二日でふらりふらりといってきました。

昨日はじめに見たのは、長谷川等伯展。展示室1の仏像等の絵もかっこよかったけど展示室2の墨で描いた絵の数々は信じられないくらいかっこよかった。次の漫画を筆で描いてたら間違いなくこの影響です。松も竹も梅も猿も白い鳥も黒い鳥もおっさんもみんなかっこいい。人間は頭だけ細い筆でかかれててきゅんと来た。

次は上野の森美術館VOCA展。ずーッとボカ展だと思ってたらどうやら本当はヴォーカ展らしい。ボカ展は実地で見たのは初めてでした。メールでやり取りしてた学芸員のかたと挨拶できてよかった。自分の作品の展示されてる場所に吹き出してしまったことはナイショです。いろいろな経験がまた考えるきっかけになると思いました。会場に特設されている販売コーナーで漫画本を委託させて頂いてます。詳しくは次のエントリーで書きます。

ところでツイッターを携帯で見るのが調子悪くてとても困った一日だった。

今日は都庁でトウキョウワンダーウォールを鑑賞。知り合いの展示。変わったり変わらなかったり、いったり戻ったり、この先どうなるのか楽しみです。国立新美術館ルノワールアーティストファイル2010。アーティストファイルがすごく良かった。桑久保徹の作品は何度か見たことがあったけど、改めてじっくりとたくさん見るとじわじわ良くなってくる感じがした。外国の映像作家(調べたら、オランダのアーノウト・ミックという方らしい。別に映像作家なわけでもないらしい。)の作品も面白かった。進行方向に見えていた作品が面白かった。車の廃棄場みたいなところの空撮や薬屋さん見たいなところの映像がきれいだった。そして、ちょっとした廊下を抜けて、OJUNの展示部屋に入ったときの「バカみたいな」感動はなんだったんだろうと思う。