舞城王太郎「ビッチマグネット」を読む
舞城らしい家族小説?舞城作品はディスコ探偵以来だから結構久しぶり。主人公の内面か心理か感情かよく分からないけどそういう心の動きみたいなものが描写の軸みたいにしてあって、舞城読んでる感が久しぶりなのにブランクないみたいに感じられた。舞城はすべて自分で語ってしまうから読者はだいたいただ読めばいい。それにしても人間ってこの主人公みたいにあれこれ考えているのか疑問に思いました。少なくとも自分はこんなに、というかこんなふうな考え方はしていない。と思う。舞城の性別はとりあえず僕は知らないけど(主人公は女の子なのだ。)女の子はこんなふうに考えているんだろうか。とにかく読みながらすごく不安な感覚になった一冊。
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/27
- メディア: 単行本
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