渡辺玄英「破れた世界と啼くカナリア」を読む。
- 作者: 渡辺玄英
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 2011/11
- メディア: 単行本
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しかしこの詩集に書かれている詩は今までの詩集に比べてとても読みにくいと思った。
なぜだろうかと不思議だった。
読みにくいけど何かが大きく変わっているわけではない。
読んだ感覚は今までとさほど変わっていないように思うのに、注意深く読んでいないと一体自分が何を読んでいるのか、そもそも何かを読んでいるのか、ということを見失いそうになる。
詩集には3.11以前に書かれた詩が多く収録されていて、3.11以降の詩は3編しかない。(書かれたのが3.11後であるかは定かではない)だから、そういうことが原因ではない。
誰かとこの詩集について語りたい・・・そういう気持ちになりました。
渡辺玄英氏の作品についてうまく言語化された評論に佐々木敦氏の「文学拡張マニュアル」があります。僕はここから入りました。
- 作者: 佐々木敦
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2009/12/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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