舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日」(上・下)を読んだ。

ディスコ探偵水曜日〈上〉

ディスコ探偵水曜日〈上〉

ディスコ探偵水曜日〈下〉

ディスコ探偵水曜日〈下〉

ここ二週間ぐらい興奮しながら読んでいたというだけで、まともな感想がかけるほど内容について理解できていません。
表紙のイラストはコミティア参加者にはお馴染みのKEIさん(初音ミクの人といったほうがわかりやすいけどあえて言わない)(←言ってるけど)。
舞城がしばらく新刊を出していなかった間に読書の志向が違うほうに向いていて、この本も本屋で見たときにあまりの分厚さにちょっと読むのを躊躇ってしまったけど結局読んでしまった。読み終えてやっぱり読んでよかったと思いました。改めて舞城のすごさを体験できる圧倒的な出来で、過去の「九十九十九」とかももう一度読みたくなりました。この本を読んでいるときに保坂和志の「季節の記憶」のことを思い出していました。(「ディスコ探偵水曜日」を読みながら、「この本が面白かったなら「季節の記憶」を読むと面白いのではないかと思った。」とこの日記に書こうと考えていたことを良くおぼえている。)
この本を読むすこし前に読んでいた入不二基義の「哲学の誤読」ともモチーフが響いていて面白かった。

哲学の誤読 ―入試現代文で哲学する! (ちくま新書)

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