「阿部和重対談集」を再読する。

阿部和重対談集

阿部和重対談集

何年かぶりに再読しました。それまで小説といったら宮部みゆき講談社ノベルス三島賞くらいしか読んでいなかった自分の読書遍歴の大きな転機になった本。この本で気になって保坂も福永も蓮実も佐々木敦も読むようになった。収録されている対談の多くの作家の作品を読んだ今読み返して、改めて自分がこの本から影響を受けていると実感できた。今の自分の直接の原点のひとつな気がしました。未読だった「公爵夫人邸の午後のパーティー/ヴェロニカ・ハートの幻影」も読んだ。今年刊行されると噂で聞いた「ピストルズ」が今からとても楽しみです。