天帝のはしたなき果実 (講談社ノベルス)作者: 古野まほろ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/12メディア: 新書購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (125件) を見る 第35回メフィスト賞受賞作。一冊丸ごとノイズのかたまりみたいな、いろんな…

ハル、ハル、ハル作者: 古川日出男出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (139件) を見る 短編集。古川はあとがきで「小説のリアリティが、虚構としての世間を咬む」というようなこと…

明け方の猫作者: 保坂和志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/09メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る この本に収録されているデビュー前に書かれた中篇「揺籃」をよむと、今、保坂がやっている小説論の仕事がすっと理解しや…

犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/07/21メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (244件) を見る 米澤穂信はなぜ、こうも人の心をかき乱すようなラストを…

SOFT&HARD作者: 佐々木敦出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/07/16メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (25件) を見る ずいぶん更新があいてしまったが、その間、読書はずっと続けていた…なんて書ければ格好…

白川郷のどぶろく祭りに行ってきました。昨日は鳩谷神社で獅子舞の奉納とどぶろくの奉納、ふるまいがありました。 神社の境内にござを敷いて飲むどぶろくは、甘いけども酸味がありとても不思議な味だったけど、おいしいお酒でございました。 鳩谷神社のはっ…

江利子と絶対作者: 本谷有希子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/01メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (75件) を見る 本谷有希子は前々から気になっていたけどなかなか読むことができなかった作家だ。アニメ「彼氏彼女の事情」（声…

アクロバット前夜作者: 福永信出版社/メーカー: リトルモア発売日: 2001/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (30件) を見るちょっと尋常じゃないくらい面白い。けど、率直な感想として、普通に組まれた状態でも読んでみたい。

ゴッホの証明―自画像に描かれた別の顔の男作者: 小林英樹出版社/メーカー: 情報センター出版局発売日: 2000/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 「ゴッホの遺言」と同じく、ある真作とされているゴッホの作品を贋作だと証明しようとするノ…

インシテミル作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08/30メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 598回この商品を含むブログ (348件) を見る まずひとつは、装丁がおもしろい。作者がどれくらいタッチしているかわからないけど、米澤穂信の本…

ゴッホの遺言―贋作に隠された自殺の真相作者: 小林英樹出版社/メーカー: 情報センター出版局発売日: 1999/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る 画家である著者が敬愛するゴッホの長年真作とされてきたスケッチを贋作である…

凄くよかったです。想像をかろやかに超えていってくれました。少しでも気になるなら絶対劇場で見るべき作品だと思います。 内容は基本的にテレビ版の6話までに忠実なリメイクです。 新作のシーンでは、使徒の表現の強化やヤシマ作戦の描写に目が行きがちだけ…

ディエンビエンフー 1 (IKKI COMICS)作者: 西島大介出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/08/30メディア: コミック購入: 3人 クリック: 64回この商品を含むブログ (112件) を見る1巻と2巻、同時発売。わかりにくい部分（ベトナム戦争）とわかりやすい部分（…

サークルに立ち寄ってくださった皆様、そして本を購入してくださった皆様、本当にありがとうございました。 今回は雰囲気になれたおかげか、前回より立ち寄ってくれた人とあれこれと話すことが出来て、よい刺激になりました。刺激といえば昨日は口内炎とか偏…

青空感傷ツアー (河出文庫)作者: 柴崎友香出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/11/01メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (66件) を見る保坂和志が言及している作家は、どうしても気になるし、仕方ないことだけど読む前からハードルが…

きょうのできごと (河出文庫)作者: 柴崎友香出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2004/03/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (146件) を見る読んでいて、最後のシーンで驚いた。

素粒子 (ちくま文庫)作者: ミシェルウエルベック,Michel Houellebecq,野崎歓出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 187回この商品を含むブログ (98件) を見る海外の文学はほとんど読まないんだけど、たまに読むと結…

GOLDEN LOVEアーティスト: □□□出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント発売日: 2007/08/22メディア: CD購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (151件) を見るや、好いです。クチロロは、よいです。よいというか、凄いです。凄みが出てき…

・東京で下宿している友達がLife堂のブックガイドをもらって来てくれた！感激！ありがとう！ ・なぜか8年ぶりくらいにプラモデルを買ってしまった…MG 1/100 WD-M01 ターンエーガンダム (∀ガンダム)出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)発売…

灰色のダイエットコカコーラ作者: 佐藤友哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 63回この商品を含むブログ (118件) を見るいまやゆやたん（ファンの間での佐藤友哉の愛称）がロストジェネレーションを代表する作…

流れ星を見てしまった。 考えてみたら「なんちゃら流星郡」とかっていうありがたみのあんまりない流れ星以外の、単発のそれは生まれて始めてみた気がする。 願い事三回なんて絶対無理。消えた後になってようやく「流れ星だ！」という興奮がやってくる。

天然コケッコー (14) (ヤングユーコミックス)作者: くらもちふさこ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/01メディア: コミック クリック: 13回この商品を含むブログ (15件) を見る（名古屋では）今週末から映画も公開されますし、いい機会なのでずっと途中で…

アラビアの夜の種族 III (角川文庫)作者: 古川日出男,片岡忠彦出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2006/07/22メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 33回この商品を含むブログ (136件) を見る 文庫版3巻合わせて大体1000ページ。これを長いと感じるかどうかとい…

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)作者: 鈴木謙介出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/05/26メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 8人 クリック: 111回この商品を含むブログ (132件) を見る 著者がパーソナリティーをつとめ…

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)作者: 滝本竜彦,安部吉俊出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2004/06/24メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 119回この商品を含むブログ (309件) を見るこの作者がいったいどのような評価を受けているのか全…

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1994/03/27メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 154回この商品を含むブログ (271件) を見る北村薫のデビュー作。基本的には短編の集まりなんだけど、ニンゲンの…

草の上の朝食 (中公文庫)作者: 保坂和志出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/11/01メディア: 文庫 クリック: 43回この商品を含むブログ (58件) を見る先日読んだ「プレーンソング」の続編。続編といっても続いているのは話ではなく主人公の家に集まる…

ということで、8月26日のコミティア81に参加します。サークル名は「Mogravity装置」、スペースは「さ18ｂ」です。今からとても楽しみです。よろしくお願いします！ 詳しい情報は詳しく決まり次第ここや本サイトにあげていきます。今回はとりあえずサークルカ…

秋の花 (創元推理文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1997/02/16メディア: 文庫 クリック: 176回この商品を含むブログ (108件) を見る で、続けて読んでみたら、いきなり人が死んでびっくりした。そして最後まで読んだらかなり悲しい話だ…

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/02/17メディア: 文庫 クリック: 31回この商品を含むブログ (140件) を見る ミステリーのよい読者ではない僕にも楽しめたやさしい作品。女子大生の主人公と…